2017年4月からの改正FIT法により、太陽光発電所をはじめとするFIT対象の発電設備に標識とフェンス(柵塀)の設置が義務付けられております。
フェンスについては、外部から容易に発電設備に触れることができない距離の確保、容易に立ち入れない高さの確保、金網等の素材のフェンスを使用することなどが、ガイドラインとして定められております。
一方で、2018年11月8日の資源エネルギー庁の注意喚起によりますと、標識またはフェンスが未設置、あるいは不適切な設置となっている事例の情報が続いているようです。
フェンス施工の現場に携わっている我々の視点から見ますと、それらの要因の一部には、おそらく、施工会社を抑えることができずに設置できずにいること、また、フェンス工事の専門的なスキル・ノウハウを有していないことで、(特に土地の形状が複雑な箇所で)不適切な施工が発生していること、があるのではないかと考えております。
太陽光発電所で設置する上述金網のフェンスについては、一般的な家庭に設置するような基礎とフェンスのみで組み立てる方式のフェンスと違い、専門的な施工技術と知識を必要とします。
そのため、フェンス工事を施工できる事業者、また、施工できたとしても適切な品質で提供できている事業者は数少ない、というのが実態なのではないかと感じます。
結果的に、フェンス工事をできる事業者を抑えることができない、また、施工したとしても、不適切な施工になってしまっているのではないかと推察しています(ちなみに、フェンス工事は施工の技量が非常に目に見えやすい事業領域で、よほど土壌が悪い場所等を除いて、前後にグラグラしている状態で設置されている現場などは、施工に問題があるケースが多いと思います)。
土地形状に応じて、どのような基礎・フェンスの配置が望ましいか、またそれを実現するための加工技術、フェンス種別に応じた施工マニュアル(ノウハウ)・業務フロー、これらがフェンス設置工事の適切さ・丁寧さ・納期を左右することになります。
当社は、これまでに、太陽光発電所・事業用施設(倉庫等)・公共施設へのフェンス工事を行ってきた長年の実績から、こうした技術・ノウハウに絶対の自信を持っております。
太陽光発電所のフェンス、また各種事業施設におけるフェンス設置をご検討の際は、ぜひ一度お問い合わせください。